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中学受験の過去問を何年・何周解けばいいのか、プロの塾講師や家庭教師でも人によって意見が分かれますよね。

一例として、娘が塾なしで志望校対策をした体験談(過去問を解いた回数や、効率よく解き直しするためにした工夫)を紹介します。

娘はのんびりしていてかなり処理能力が低めな子ですが、地道に過去問をやり込んで何とかY60前半の熱望校に合格することができました。

中学受験 過去問コピーの量

娘が中学受験で解いた過去問の量です。

第1志望校→13回分(社会は4年分。統計情報や時事問題が古くなるため)
第2志望校8回分
第3志望校→3回分(苦手な国語のみ6回分)
第4志望校→1回分(過去問の相性が悪かったので受験せず)

※娘は1年に2回~3回入試がある学校を受験したので、年ではなく回で表記しています。上記に解き直しの回数は含んでいません

中学受験過去問コピー

娘は最終的に受験校を3校に絞りましたが、それでもすごい紙の量ですね…!

中学受験の過去問は繰り返し解く?プリントで間違え直し

うちの娘はのんびりしていて短期間で大量演習することができない子なので、教科や得点によって過去問を解き直す回数を変えました。

1回目の過去問は4科とも解いたその日のうちに解き直し、2回目以降の解き直しは以下のように進めました。

算数の過去問解き直し(捨て問以外の解き直し)

合格最低点に近い点を取れた回
1回目終了後、すぐに間違えた問題の解き直しノートを作成。

合格最低点に大きく届かなかった回
仕上がっていない(過去問が2~3割しか取れない)段階できっちり解き直しノートを作ると、切り貼りする作業に時間がかかりすぎて非効率だったため、算数は1周目を解いた一週間後に2周目を解き、それでも解けなかった問題のみ解き直しノートを作るやり方に変えました。

直前期は算数の解き直しノートを繰り返し解き、苦手な単元を集中して潰しました。

簡単にできる解き直しノート(プリント)の作り方を紹介しています。

国語の過去問解き直し

国語は、1回目の過去問演習後にノートにまとめてしっかり解き直し。国語は解答を覚えてしまうため、記述が多い第一志望校のみ2周目を解き、第二、第三志望校は1周で終了しました。

国語の過去問の解き直しのやり方は「国語文章読解の鉄則」という参考書の「誤り直しレポート」を参考にしました。親がこの本をじっくり読んで理解して娘に解き方を教えたら、国語の過去問の点数が一気に伸びました。


娘は漢字がものすごく苦手なので(過保護ぎみですが)過去問や模試で間違えた漢字をまとめたプリントを自作しました。

併願校の過去問で出た漢字が入試で出題されたり、学校によっては頻出の漢字があったりと傾向が見えてきたのでプリントを作って良かったです。

理科・社会の過去問解きなおし

合格最低点に近い点を取れた回
1週間後に間違えた問題のみ解き直し。

合格者最低点に大きく届かなかった回
1週間後に試験時間通りに2周目解き直し。

理科の過去問演習時に解けなかった分野は主に「中学入試 理科 塾技100」という参考書を使って復習しました。中学受験理科で覚えるべき内容がコンパクトにまとまっているので、時間がない6年生の学習にピッタリでした。


解き直ししても理解できない、どうしても覚えられない単元はノートにポイントをまとめました。

過去問解き直しノート


このノートは入試本番もお守り代わりに持っていき、試験直前まで繰り返し読んでいました。

過去問の問題用紙と解答用紙のコピー・まとめてコピーをとった方がいい?

過去問のコピーのやり方で検索すると、「作業を効率化するために過去問のコピーはまとめてとった方がいい」と書かれていることが多いようです。でも実際に過去問に取り組んでみると、コピーがそこまで必要ない科目や学校もありました。(娘の第三志望校は初回でそこそこ得点できたので、理科と社会は1周で終わらせました。)

過去問はいきなり何年分も大量にコピーするのではなく、まず子供がどれだけ得点できるか、どういうやり方なら得点できるようになるのか、様子を確認しながらコピーを増やした方が無駄がないと思います。

また、中学受験では「問題用紙と解答用紙はできるだけ実寸大でコピーして解いたほうがいい」と言われていますよね。

以下は、実際に過去問を解いた感想です。

解答用紙
解答用紙はやはり解答欄が本番通りのサイズになるよう拡大コピーした方がいいです。(過去問題集の解答用紙をそのまま使うと記述欄のサイズが変わってしまうため)

問題用紙
過去問を実寸大でコピーする目的は、学校独自の過去問のレイアウトに慣れるためです。1周目は学校が配布している過去問のPDFデータや四谷大塚の過去問データベースを利用し、できるだけ実寸大に近い過去問を解くことをおすすめします。

2周目以降はもう初見のテストではないので、実寸大の問題用紙にそこまでこだわる必要がない気がします。

2周目以降は、声の教育社などの過去問を解体して問題用紙として使えばコピーを一部減らすことができます。(計算スペースが足りなければ、白紙のコピー用紙を計算に使い過去問と一緒に保管)

めんどくさい過去問コピーを楽にする方法

過去問のコピーは思っていた以上に時間と手間がかかって大変でした…!
過去問の解体方法や、めんどうな過去問コピーを楽にする方法をまとめています。

中学受験・過去問を問題集代わりに

わが家は、第一志望校(熱望校)の過去問はオークションを利用して10年分以上入手しました。

もともと第一志望校の過去問は10年分解く予定でしたが、実際に過去問を解いてみると5~6年前くらいから難易度が変わっていたので、古い過去問を遡るのは途中でやめました。

その代わり、古い過去問は問題集代わりに活用しました。予習シリーズや市販の問題集であまり見かけない、第一志望校の特徴的な問題が古い過去問にも多数掲載されていたので、苦手な単元の類題として解きました。

声の教育社の過去問はそのままだと厚くて解きにくいので、年度・回ごとに解体し教科や単元ごとに付箋で分類しました。

中学受験過去問を解体し参考書に

無印良品で過去問の解き直しがしやすくなるように工夫した、プリントの収納方法をまとめました。


過去問コピーに使える両面コピーして裏写りしないコピー用紙を見つけました。

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