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中学受験過去問コピーの方法

中学受験は、過去問のコピーが本当に大変ですよね!大切なわが子のためとはいえ、多すぎるコピーやプリントの量に気が遠くなります…。ああでもない、こうでもないと試行錯誤しながら、 めんどくさい過去問のコピーを早く効率的にとる方法を考えました。

おすすめの中学受験過去問題集・プリント・本・PDFどれがコピーしやすい?

中学入試過去問の入手方法はいくつかありますが、(学校が配布してくれる本物の過去問以外で)本番に近いレイアウトで問題が解きやすく、コピーも楽にとれるのは以下の順だと思います。

  1. 中学校のホームページで無料配布している過去問PDFデータ。
  2. 無料で使える四谷大塚の過去問データベースのPDFデータ。
  3. プリント形式の過去問題集(白本/教英出版の過去問題集)
  4. 本形式の過去問題集。赤本(声の教育社や東京学参の過去問題集)や、学校が販売している問題集など。

1.学校のホームページで無料配布している過去問PDFデータ

学校のホームページで配布しているPDFデータを使って、コピー機の「小冊子」機能で印刷をすれば、本番に近いレイアウトの過去問を簡単に用意できます。(※過去問のPDFデータを配布しているのは一部の中学だけです。掲載内容も学校によって異なります)

わが家は、娘が4年生のうちから過去問のPDFデータをダウンロードしておいて本当に良かったです!!

ホームページに過去問が掲載されている年度は、学校によりますが2~5年分くらいが多いです。それ以前の古い過去問データはサイト上から削除されてしまうので、6年生以外の中学受験予定のお子さんがいる方は、削除される前に毎年過去問PDFデータをダウンロードしておくことをおすすめします^^。

解答や解説・配点なども、学校の公開情報はじっくり確認しておいた方が良さそうです。(とくに記述は過去問題集によって解答にブレがあるので)過去問題集には予想配点しか載ってなくても、学校のホームページには学校配点が掲載されていたこともありました。

6年になると思いもよらない学校が候補に上がる場合があるので、あまり絞り込まず受験する可能性がある学校の過去問PDFデータはホームページからダウンロードしておくと安心です。コンビニでコピーする場合も、PDFデータから出力すれば楽だと思います。

2.無料ダウンロードできる四谷大塚過去問データベースの過去問

四谷大塚過去問データベースの過去問も便利です。四谷大塚過去問データベースのメリットは、実際の入試問題をスキャンしているので、本番に近いレイアウトで出力できること。デメリットは、年度ごとに1回分しか掲載していない(載っていない回もある)ことです。

四谷大塚過去問データベースは見開きでスキャンされていることが多いので小冊子印刷には不向きです。(PDF編集ソフトを使えば加工できるけれど、少しめんどくさい。)また、問題用紙のデータサイズがページごとにバラバラで(A3、A4など)印刷がしにくい場合があります。解答のみで解説はありません。

他には、日能研のホームページからも過去問をダウンロードすることができますが、使用できるのは日能研の生徒のみです。四谷大塚の過去問データベースに比べるとやや掲載数が少なめだそうです。

3.プリント形式の白本(教英出版の過去問題集)

教英出版の過去問題集(白本)は、実際の入試問題のようなプリント形式です。解説つき、メリットは、レイアウトが本番に近く余白(計算スペース)があり、プリント形式なのでコピーがしやすいこと。デメリットは、問題用紙がB5の冊子かB4のプリント、解答用紙がB4サイズで統一されているので、学校によっては実際のサイズと異なる場合があること、予想配点がついていないことです。(学校公開の配点のみ)


4.赤本(声の教育社や東京学参の過去問題集)

赤本のメリットは、白本(教英出版)よりも過去問の掲載数が多く、省略されている問題が少なく、解説以外に予想配点が掲載されていることです。声の教育社の過去問は、問題用紙、解答用紙のサイズや倍率も掲載されているので解答用紙を拡大コピーすれば本番と近いサイズの解答用紙が用意できます。デメリットは、文字のレイアウトが詰まっていて計算スペースなどの余白がないことです。


わが家は、PDFデータが入手できなかった学校のみ、主に赤本(声の教育社)をコピーしています。PDFデータが入手できた学校も、解説が必要なので赤本は買っています。

中学受験赤本 コピーで余白(計算スペース)を簡単に作る方法

中学受験の過去問(赤本)は狭い誌面に文字がぎっちり詰め込まれていて、とくに算数は計算用の余白がないのが気になりますよね。

かと言って、計算スペースを作るために過去問をデータ処理するのも、切り貼りするのも大変です。やればできるけれど時間と手間がかかります…。

過去問問題集のコピーだけで簡単に算数の計算スペースを作る方法を紹介します。(大雑把な仕上がりでも気にしない人向けです^^。)

用意するのは、過去問題集と同じB5サイズの白い厚紙1枚(文字が透けない厚さなら何でもOK) 

中学受験過去問コピーの仕方


コピーの濃度を明るく設定します。コピー機に「裏写り防止」のボタンがあれば設定。

次に拡大サイズを設定(見開きでB4からA3に拡大など)

奇数のページは、過去問題集の間にB5サイズの白い厚紙を挟んで、左側のページが隠れるようしてコピー。

中学受験過去問コピーの仕方2

偶数のページは、過去問題集をコピー機のガラス台の上に置き、過去問題集の右側に白い厚紙を置いてコピー。(印刷されるのは偶数ページのみ、半分は白紙)

中学受験過去問コピーの仕方3

過去問の背表紙をコピー機のガラス台にぎゅっと押しつけて、できるだけとじ込み部分の陰を作らないのがコツです。

これで、どちらのページも用紙の左側が白紙になります。


二つ折りして最後のページに白紙を1枚つけます。

中学受験過去問コピーの仕方4

最後に綴じれば、右側が白紙(計算スペース)の過去問が完成します。※長い筆算が必要な中学だと、これでは計算スペースが足りないかもしれないのでご注意ください^^。

中学受験過去問コピー計算スペースつき

めんどくさい過去問コピーが楽になる!赤本を裁断する方法

過去問(赤本)を裁断すれば、そのまま過去問演習で問題用紙として使えるので、コピーを1部減らすことができます。

裁断すれば、コピー機のADF(自動送り機能)で一気にコピーやスキャンすることもできて便利。原稿ガラスに置いてコピーする場合も、過去問を解体した方が本を綴じている部分に影ができず綺麗にコピーをとれます。

過去問題集の裁断は、以下の方法があります。

  1. 過去問を電子レンジにかけて接着剤をとかして解体。
  2. 過去問の背表紙にアイロンをかけて接着剤をとかして解体。
  3. 過去問の背表紙を裁断機かカッターで切り落とす。

わが家は裁断機がないので、1,2の電子レンジとアイロンを試してみましたが、電子レンジの方が簡単でした。(アイロンは背表紙の印刷が熱で溶けてしまいました。温度の調整が難しいです)

600Wで1分半加熱し、本を持てるくらいの熱さに冷めたら、表紙と裏表紙を剥がし、過去問を年度や科目ごとなど使いやすい量に解体していきます。

過去問をバラしていくと、後ろの方のページはだんだん剥がれにくくなってくるので、その場合は追加で電子レンジを30秒くらいかけると解体しやすくなります。

※加熱時間は電子レンジによるので、様子を見ながら少しずつ加熱した方がいいと思います。電子レンジを使うなら、長時間加熱すると危険です。火事ややけどに気をつけて作業してくださいね。

中学受験 赤本 裁断方法

スキャナーにかける場合や、見た目を綺麗にしたいときは、ハサミかカッターでまとめて糊がついている部分を切り落としています。

バラした過去問を製本テープかホチキスで綴じれば、そのまま問題用紙として使えます。私は過去問を1冊解体しホチキス留めで製本するのに大体15~20分くらいかかりました。

中学受験 過去問コピー用紙サイズとおすすめの紙【本物みたいに過去問をコピーする方法】

中学のホームページからダウンロードしたPDFデータを入試問題のサイズに合わせて両面コピーすれば、本物ソックリな過去問を作ることができます。

(入試問題は、B5サイズ、A4サイズの小冊子、B4サイズのプリント状など学校によって仕様が異なるので赤本などで確認が必要です)

インクジェットプリンターで両面コピーできるB4・ A3サイズの紙がなかなか見つからず、探すのに手間取りました。あっても価格が高すぎたり、紙が厚すぎたり…。厚すぎる紙は、かさばって場所をとるので大量にコピーをとる過去問用には不向きでした。

やっと過去問演習に合うコピー用紙を見つけたので紹介します。

普段の過去問演習ではAPPの紙を使っています。紙の色が白くて綺麗。価格も安くて、何よりもかさばらず使いやすいです。サイズはA4・B4・A3があります。


本番の入試問題に似たコピー用紙も見つけました!

娘の志望校でもらった実物の入試問題や、四谷大塚の合不合判定テストに近い紙です。すべすべした手触りや紙の色がソックリ。

写真左が見つけたコピー用紙(ホワイトペーパー)、写真右が合不合判定テスト

中学受験 過去問コピーにおすすめのコピー用紙

ホワイトペーパーは合不合判定テストの紙よりやや厚めですが、裏写りが少ない綺麗な紙です。サイズはA4・B4・A3があります。

写真左がホワイトペーパーの印刷裏面、写真右が合不合判定テスト印刷裏面。裏写りの程度も同じくらいです。

中学受験 過去問コピーにおすすめのコピー用紙2

APPに比べるとすこし価格は高くなりますが、わが家はこの紙を普段の過去問演習ではなく本番のシミュレーション用に使っています。

志望校の入試問題が合不合判定テストの紙質と似ているなら、本物ソックリにコピーできるのでおすすめです。

B4サイズ A3サイズ

両面コピーできる紙を7種類実際に印刷して比較、勉強や過去問演習で使いやすい裏写りしにくいコピー用紙を見つけました。(A4・B4・A3サイズ)今回紹介したAPPやホワイトペーパーについてもこの記事に詳しく書いています。

過去問の製本は中綴じできるホチキスが便利!

小冊子機能で印刷した過去問は、中とじできるホチキスを使うと本物っぽくなります。

中綴じホッチキスの使い方

ホチキスを留めるのは、90度回転させて折り目に合わせ押すだけなので簡単です。コピー用紙(55kg紙)が約15枚とじられます。

中綴じホッチキスの使い方2

中綴じホッチキスの使い方3

中綴じホッチキスの使い方4


普通のホチキスとしても、紙工作でも使えるので便利で愛用しています。

中学受験過去問解答用紙コピー サイトからダウンロードする方法

過去問の解答用紙もPDFデータから出力すると楽です。「東京学参」のサイトからダウンロードできる解答用紙は、倍率以外に「学校名や年度や回」などの情報が書かれているので使いやすくておすすめです。

各学校の過去問題集のページから解答用紙をダウンロードできます。

※「声の教育社」や「四谷大塚過去問データベース」でも一部の解答用紙はダウンロードできますが、解答用紙に「学校名や年度や回」などの情報が書いていないことがあります。

「学校名や年度や回」が書いてないと、解き直しのときにどこの学校の解答用紙か分からなくなります。後から手書きするのも面倒です。

↓こんな風に、解答用紙の「学校名や年度や回」の情報が見えるようにしてファイリングすると、解き直すときに探しやすいです。

中学受験過去問ファイリング

中学受験過去問コピー サイズと倍率を統一して拡大コピーを簡単にする方法

「東京学参」のサイトにPDFデータがない解答用紙は、赤本(声の教育社)についている解答用紙ををコピーしています。

解答用紙の拡大コピーは、倍率や用紙サイズ(B4,A3など)を毎回変えないといけないので、すごく手間がかかりますよね!

わが家は解答用紙のサイズを変えるのが面倒なので、全部A3用紙に統一してコピーしています。解答欄のサイズが本番と一緒なら、用紙サイズが多少違っても困ることはないんじゃないかと思います^^。用紙を統一した方が、後で解答用紙のファイリングもしやすいです。

学校によっては、年度は違っても解答用紙の拡大率が算数は130%、国語は140%というように共通していることがあります。

共通する倍率が多いなら、同じ倍率の回にふせんを貼って一気にまとめて解答用紙をコピーすれば、ページをめくるたびに倍率を確認する手間がかかりません。

たとえば、130%拡大の回は上に白い付箋、140%拡大の回は右横に白い付箋をつけておくと分かりやすいです。コピーの濃度を明るく設定すれば、白い付箋はコピーに写りません。(または、透明フィルムの付箋を使用)

中学受験過去問解答用紙のコピー方法

倍率が共通するページを一気にコピーした後で、倍率がバラバラのみページを一枚一枚設定してコピーしています。

中学受験過去問解答用紙のコピー方法2

中学受験過去問プリントにおすすめのコピー機は?

わが家は約10年前に買った古いA3サイズのコピー機を使っています。コピー機の調子が悪くて、以前から中学受験で使いやすい機種に買い換えたいと思っていましたが、古いコピー機がまだ完全に壊れていないので、処分するのが心苦しくてだましだまし使い続けていました。

わが家は通信教育(進学くらぶ)で受験勉強しているので、過去問以外にも大量にプリントを出力しています。ほぼ毎日コピー機を使っているので、毎回コンビニにコピーをとりに行かなくていいのは本当に助かっているのですが…。

ただ…やっぱり過去問演習では、用紙トレーが一つしかないコピー機は紙の入れ替えがめんどうくさいです!自動送りできないのも辛い!下の子もいるので、我慢せずに過去問演習がはじまる前に買い換えればよかったと後悔しています^^;。中学受験向けのコピー機に「自動送り、A3、A4トレー別、スキャン」機能は必須ですね。

下の子も中学受験する予定なので、今のコピー機が壊れたらこれに買い換える予定です。


中学受験で使いやすいコピー機を詳しく調べました。
大量の過去問コピーを簡単に整理する方法をまとめました。
効率よく過去問を解き直しするための工夫をまとめました。
過去問のコピーについて、書きたいことが多すぎて長くなってしまいました。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました^^。

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