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予習シリーズ5年生から

中学受験の勉強は3年生の2月からが主流ですが、5年生から予習シリーズをはじめることはできるのでしょうか。

中学受験生 塾に通い始める時期はいつから?アンケート結果

「塾に通い始める時期」のアンケートの結果によると、小学4年生以下に塾に通いはじめた子が全体の約75%でした。小学5年生から中学受験の勉強をはじめたお子さんは回答者のうち15.6%。6年生からはじめたお子さんは9.2%

5年の春・4月ごろからは5.3%、5年の秋・9月ごろからは4.3%、5年の冬・2月ごろから(新小6)は4.3%。新小5(4年生2月)からはじめたお子さんは10.7%だったそうです。

出典:中学受験、塾に通い始めるのはいつから? アンケート調査人数:739名

予習シリーズは同じ単元を繰り返し学ぶスパイラル学習になっているので、5年生から中学受験の勉強をはじめることはできます。

国語、理科、社会は頑張れば5年生からでも追いつくことはできると思います。(国語は語彙力と読解力のある子、理科や社会は知識欲と暗記力が優れた子が有利です。)

ただ、中学受験の算数は小学校の一般的なカリキュラムとは大きく乖離しています。

小学校の授業のみで先取り学習を全くしていないお子さんは、追いつくまでがかなり大変だと思います。

予習シリーズは難しい?算数4年・5年について

4年生の予習シリーズは、特殊算以外に小学校5~6年生で習う算数の学習範囲を先取りしています。(少数、分数、約数と倍数、平均、割合、図形問題など)

5年生からは、軽い復習はありますが予習シリーズ4年生の学習範囲は理解できている前提で単元が進みます。

予習シリーズの5年算数は、ほとんどが4年生の学習を元に発展した問題です。最低でも、四則計算・分数・小数の計算(かけ算、割り算まで)ができないと新しい単元を習ってもほぼ問題を解くことができません。

予習シリーズの5年生は進度も速く、お子さんの能力によりますが4年生と5年生の単元を同時並行で進めるのはかなりハードです。

予習シリーズ算数は4年生のテキストからはじめた方がいい?

5年生から四谷大塚に通塾する場合

5年生から四谷大塚や準拠塾に通塾するのであれば、まず4年生の学習範囲をどう進めるか、フォロー体勢があるかなどを講師に相談することをおすすめします。

時期によっては、四谷大塚で「予習シリーズ急追講座」や「準備講座」などの4年生の重要単元を集中して学べる有料の講座もあります。

予習シリーズ 急追講習新5年生の単元

和差算、植木算、周期算、四角形の面積、三角形の面積、つるかめ算、等差数列、小数、約数と倍数、分数、割合、立方体と直方体
※上記は過去の情報なので、開催時期や内容は四谷大塚にお問い合わせください。

四谷大塚の入塾テスト

四谷大塚は入塾テストがあります。(合格率50%)年2回開催されている全国統一小学生テストで上位50%に入れば、入塾テストを受けなくても入塾資格を得ることができます。

※入塾テストなしの準拠塾もあります。
※通信教育の進学くらぶに入塾テストはありません。

塾に通わず5年生から予習シリーズで自宅学習する方法

小学校の授業のみで先取り学習をしていないのであれば、できれば予習シリーズ4年算数(上・下)をマスターしてから5年生の範囲に入るか、時間がなければ4年生までの重要単元がコンパクトにまとまった問題集を1冊仕上げてから5年生の単元に入った方がスムーズだと思います。

公文などで小学6年生までの算数を先取りしているのであれば、4年生、5年生の単元をまとめて勉強することもできそうです。
この問題集はおすすめです。厚すぎず解説も丁寧。内容がまとまっていて使いやすいです。


ただし、中学受験の内容をテキストだけで理解するのは難しいので、親が特殊算を教えるのが得意でないならスタディサプリなどの授業動画も併用した方がいいと思います。

スタディサプリは、小学校に準ずる内容から中学受験範囲までカバーしているので、予習シリーズの補助教材に使いやすいです。

私の娘は、4年生までは自宅学習でスタディサプリと中学受験新演習を中心に勉強し、5年生から予習シリーズに変えました。

4年生で多少なりとも中学受験の勉強はしていましたが、中学受験新演習よりも予習シリーズの方がずっと算数の難易度が高く進度も速くて、4年生で習っていない単元のフォローはかなり大変でした!

4年で学習していなかった範囲は、スタディサプリや分かりやすい解説動画つきのテキストのおかげで何とか追いつきました。

スタディサプリは2週間無料体験ができます。


スタディサプリを使って受験勉強した体験談とスタサプの授業のレビュー、中学受験での効果的な使い方を詳しくまとめました。
中学受験で使って良かったわかりやすい算数の参考書や動画をまとめました。

5年生(または6年生)から受験勉強をはじめても難関校に合格するお子さんもいるので、成功の鍵は本人の能力とやる気、ハードな中学受験の勉強をこなせる学習習慣がついているかどうかではないかと思います。

5年からはじめる場合は時間が限られているので、基本で穴になっている内容を都度確認しながら計画的に学習することが大切です。

予習シリーズは、四谷大塚のホームページに見本が載っています。

もしこれから予習シリーズをはじめようか迷っている人がいたら、まず教材見本で予習シリーズがお子さんに合うかどうかを試してみてくださいね。

予習シリーズ理科の自宅学習での勉強法