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認知特性に合わせた効率のよい勉強法

受験勉強では膨大な量を学ばなくてはいけないので、できれば子供に合うやり方で効率良く勉強したいですよね。

どんなに優れた勉強法でも人によって「認知特性」が違うので合う、合わないがあるそうです。親子でも、親がやって良かった勉強法が子供に必ず合うわけでもありません。

子供の特性に合わないやり方で勉強しても覚えられないことは、娘の中学受験勉強で身をもって知りました^^:。(娘が数時間かけて漢字ノートをまとめたのに全く頭に入っていなかった時は本当に驚きました…。)

認知特性とは

「認知特性」とは、見たこと、聞いたこと、読んだことなどを頭の中で理解したり、整理したり、記憶したり、表現したりする方法のことで、主に次の6タイプに分けられます。


視覚優位者1 写真で記憶する「カメラタイプ」
視覚優位者2 時間と空間を操る「3Dタイプ」

言語優位者1 言語と映像を使いこなす「ファンタジータイプ」
言語優位者2 言葉を見るのがうまい「辞書タイプ」

聴覚優位者1 聞いて覚える「ラジオタイプ」
聴覚優位者2 聴覚が鋭い「サウンドタイプ」


出典:タイプ別「頭がよい子」になるヒント(Amazon)

認知特性タイプは、医師の本田真美さんのサイトで簡単に診断できます。
(Excelデータをダウンロードして診断)

本田40式認知特性テスト 診断ツール

視覚優位 認知特性3D(三次元)タイプの勉強法

うちの娘に認知特性テストをしてもらいました。


娘は完全に「視覚優位タイプ」でした。とくに「3Dタイプ(三次元映像タイプ)」「カメラタイプ(写真・カメラアイタイプ)」の特性が強めです。「3Dタイプ」は空間や時間を捉え、映像として記憶するのが得意。「カメラタイプ」は、文字よりも平面画像の記憶が得意で写真のように記憶できるそうです。

娘は図や絵を覚えるのが得意で、中学受験の勉強では都道府県の形や県章はあっという間に覚えられました。図形問題も好きです。

新しい知識を学ぶときは、ものごとの原理やストーリーと一緒に写真や図版などを見ると記憶しやすいので、映像や学習漫画・図鑑などを活用しています。面白い映像で見た知識は細かいところまで覚えているので、とくに理科は実験動画をできるだけ見せています。算数もテキストより授業動画を見た方が理解しやすいようです。

「同じテキストを何度も繰り返し読む」のは王道の勉強法ですが、うちの娘には合いませんでした。

(娘は「言語能力」が低く文字情報をインプットするのが苦手なため。予備知識がないままでテキストを繰り返し読んでも途中で集中力が切れてほとんど頭に残りませんでした…。)

まず授業動画を見てからテキストを読めば、スムーズに要点をつかむことができました。テキストも文字だらけではなく絵や図が多いものの方が合っているようです。

視覚優位 認知特性3D(三次元)タイプにおすすめの授業動画

わが家は、娘の中学受験の勉強にスタディサプリや進学くらぶの授業動画を使っています。もともと個別指導だけで中学受験する予定でしたが、娘の場合は、動画を繰り返し見て勉強しわからないところだけ個別で教わった方が知識が頭に入りやすいようだったのでやり方を変えました。

スタディサプリは小学校1年生から高校3年生の約4万本の授業動画が見放題のオンライン教材です。中学受験でも、小学校学習範囲から中学受験の基礎固めまで幅広く学べます。

スタディサプリは、プロ講師の授業がわかりやすくて勉強のフォローに役立っています。難しい問題は、学年をこえて躓いたところまで遡って視聴できるのが便利です。

スタディサプリは2週間無料で体験できます。


通塾せずにスタディサプリを使って受験勉強した体験談とスタサプ授業動画のレビュー、効果的な使い方を詳しくまとめました。

進学くらぶは、四谷大塚のカリキュラムを自宅学習できます。進度が早くて難易度は高いです。

認知特性3D(三次元)タイプが楽に覚えられる暗記法

【2021年10月追記】
色々な暗記法を試してみて、娘は以下のやり方で理科と社会が前よりも楽に覚えられるようになりました。

  1. 理科と社会は、動画や学習漫画や図鑑を繰り返し見る
  2. ある程度重要キーワードが頭に入ったらテキストを読む
  3. 繰り返し練習問題を解く・テストの解き直しをする
  4. 暇な時間に学習漫画や図鑑を見る
  5. 覚えられない単元は、要点をノートにアウトプットする。(絵と文字を組み合わせると覚えやすい)

※一度覚えた単元もしばらく経つと忘れてしまいますが、勉強した後にも学習漫画を繰り返し読むことで知識が定着して忘れにくくなっています。

おすすめの動画をまとめました。

歴史も動画と学習漫画で覚えました。中学受験の歴史は猛スピードで進むので学習漫画で覚えておいて良かったです。

娘の「言語能力」の低さは国語(語彙力)の弱さに繫がっている気がします。同じ文字を沢山書いても漢字やことばをなかなか覚えられないので、勉強のやり方を試行錯誤しています。どれだけ文字情報を視覚的にイメージできるかで定着が変わってくる気がします。

ことわざや慣用句も学習漫画で覚えています。

あと、「聴覚」の弱さも感じています。娘は耳から入った情報を処理する能力が低く、音痴で小学校の英語の授業で既に英語が聞き取れず苦労しています。中学に入ってからどうなるかすごく不安です^^:。

この認知特性テストだけで子供の特性や得意不得意の全ては分かりませんが、今後、子供の長所を伸ばして苦手な部分をどうフォローしていくかを考えるきっかけになりました。

受験勉強はどちらかというと文字情報からのインプットが得意な「言語優位」な子の方が有利な気がします。

「親や先生に教わらなくても予習シリーズを読むだけで理解できる子」もいるそうですが、「言語優位」なお子さんなのかもしれませんね。

もっと詳しく認知特性について知りたい人はこの本がおすすめです。


小学生の効率の良い勉強法を紹介しています。→

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